ワーママ、リノベとともにつぶやく

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中古住宅を購入する前に:住宅診断は必須

住宅診断ってご存知ですか?消費者が主に住宅を売買する前に、主に目視で住宅のコンディションを把握して報告する、ということです。今回は中古住宅を購入する前に必須となる住宅診断について説明していきます。

 

 

ホームインスペクション

住宅診断をさせてもらえないパターンは多い

住宅診断、とはホームインスペクションといい、アメリカでは80%程度の普及があると言われていますが、日本ではごく最近にようやく行われてきたというのが現実です。私の例でいうと、

 

当初いけてない不動産屋さんにお願いしたときにホームインスペクションをしてほしい、とお願いしましたが、「あまり聞いたことがないし、お金がかかるからやらなくて大丈夫ですよ」と言われました。

何が大丈夫なんだろうか笑。買うのはわたしたちであり、なにか欠陥があったときにあなたは責任を取ってくれるわけじゃないでしょうに。

と思ったのを覚えています。

正直、戸建ての場合、リノベ前提で不動産を探すことがまだ日本の不動産業界ではしっかりと根付いておらず、どちらかというと先駆者的な立場なのでおじさまたちもあまり余計なことはやりたくない、というのが本音なのではないかと思います。
私がお願いしたワンストップサービスの不動産はその点「この軋みが気になる。あと雨漏りが気になる。買う前にインスペクション入れましょう」とこちらが言うまでもなくさっさとインスペクション業者にお願いして、インスペクション作業に入ることができました。

インスペクションは欠陥があるから「買わない」という診断ではなく欠陥があるからリノベをする際に補強でここまでお金がかかる、ここは大丈夫、ここはちょっと不安、と診断してもらうことです。

結果が悪かったから買わない、というものではないんです。なのでそれを理解して、もっともっと普通の不動産屋さんでもインスペクションを入れてもらえるようにしてもらいたいなと思います。

インスペクションをして結果が悪かったら購入しない、となったら困るからインスペクションを売主さんが断ることが多いそうです。うーーん…。
ちなみにインスペクションは売主さんが「いいですよ」と言わないとできません。あくまで目視での確認なので実際に壊して中を見るともっとひどい、ということもあるみたいですが、中をのぞいて確認したりするのでおおよそここが腐っている、とか雨漏りをしている(から中の木が腐っているだろう)というのはわかりますので、リノベをするなら絶対にインスペクションをすることをお勧めします

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我が家の場合

ちなみに私たちの場合は住宅診断で「クラックが一か所ある」「雨漏りがある。おそらく屋根から」「洗面所の部分の下が腐っている。」という結果でした。ほかにも小さなところを含めたら築34年ですから、そりゃあたくさんありましたが、気になるのはこの3点、ということでした。クラックは耐震工事で修繕できますし、洗面所の下の部分は見学のときにすでに歩いたときにふわっとしてなんだか木が腐っているようだったので、まぁそうだろうな…という感じでした。

実際の結果は結局購入して、解体してみないとわからない、というのが戸建てリノベーションで一番ドキドキする部分ではあるのですが、うちの場合は雨漏りは雨漏りではなく(確かに売主さんも雨漏りはしていない!と言っていました)、小動物の尿かなんかのあと?だったみたいで、特に腐ったり等はありませんでした。

昔の建物で断熱材がかなり薄かったらしく、その分気密性もなく、おかげで家の状態は良い状態だったそうです。気密性が高いとその分、湿度が逃げないので家は傷みやすくなるみたいです。古い建物、例えば古民家がずっと長く使い続けていられるのはこういう理由があるからなのかもしれません。