ワーママ、リノベとともにつぶやく

戸建てリノベーションとか、子供のこととか仕事をしながらでも実践できるシンプルライフとか。

中古住宅購入番外編:良い家、素敵な家の見分け方

今日はちょっと番外編的に、自分の経験談から中古住宅を見学するときに見る数々の家について書こうと思います。

みなさんは中古住宅を見学したことはあるでしょうか?このブログを見に来てくれているのはある程度中古住宅に興味がある、リノベーションに興味がある、という方だと思います。

色々な家がありますよね。なかには本当に素敵なお宅もあります。人が住んでいる状態で見学することもあります。価値観は人によってさまざまですが、どんな家が素敵だったかをお伝えしていきたいと思います。

 見学した家

中古住宅見学

初めて見学したのは少し利便性の悪い、大きないかにもお金をかけたのかもしれない…と思わせる住宅でした。住んでいらっしゃったので、いかにここにお金をかけたのか…いやいや無垢材を使って、床暖もつけて、キッチンはここにこだわって、といろいろ教えてくださいましたね。

ただ、そのときに一緒にいたのはあまりいけてない不動産屋さんだったので「手入れをしなくても、リノベをしなくても住むことのできる家」というのがベースでした。

なので最初にみた家、という記憶があるだけで、特になにかここだ!という感じはありませんでした。広さも駐車場もある。ただ、利便性はかなり悪い。

そこからも何件が見て、ようやくワンストップサービスの不動産屋さんにであい、そこからリノベをする家の見方が変わりました。

前にもお伝えしていましたが、2階建ての小さな家に犬と住んでいるおばあさんのお家は洗面所の窓ガラスがレトロでかわいく、古いんだけど大事に住んでいるのがわかるお家でした。駐車場もあって、庭も小さいけどあって。

ああ、この家素敵だなって。旦那さんがなくなって、自分も年を取ったので引っ越そうと思ったと言っていました。旦那や家族との思い出のつまった家なんだけどね…と笑っていましたが、本当に家を大事にされているんだな~と感じました。古いけど、きれいなんですよね。(もちろん荷物は結構あって、雑然とはしていましたが)

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同じ日に見に行ったもう一軒のお宅はすでに住んでいませんでしたが、壁紙が破れて、ヤニで黄色くなっていて、床もボロボロ。たった10年でここまでなるのか…とちょっと衝撃だったのを覚えています。いくらリノベをしてきれいになったとしてもちょっとここは嫌だなと旦那と話しました。場所は今の家とほど近くて、外構はそれなりにきれいでした。

またもう一軒は人が住んでいる家でしたが、分譲住宅の新築から3年も住んでいないところ。ここはリノベする必要ないだろ~と見学しながらちょっと笑ってしまいました。3年程度だと土地代だけではなく上物代(建物代)もそこそこ価格がするのでリノベをするには若干予算オーバーでしたね。
中古住宅を見学していて自分がいけないな~と思うのはこういった新築から間もないのに売り出しにするのはもしや離婚では…とは勘ぐってしまうところです笑。

できれば離婚した家庭からお家を引き継ぎたくないような気もしますし…

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昭和の家っていいところがたくさんある

現在の家と先ほどのおばあさんの家を見学して、昭和の家って素敵!!と目覚めました。古民家とか、たぶん好きなんですよね私。昔の家って今の家の材質よりいいものを使っているんだとか。

現在の家の梁になっている無垢材のような材質は今はもう手に入らないんだそうです。古いと不安になる、という気持ちもわかるけど、古いということは長くこの家を保つことができる強さがあるんですよ、と担当さんに言われました。

ああ、そうなんだな…古い良さってあるんだなとそのときに考えが変わりましたね。

見分け方って、もちろんリノベありきの不動産屋さんならこんな感じ~って教えてくれます。でもそのお宅にいけば、雰囲気でなんとなく惹かれる家と、そうじゃない家にわかれますので自分のインスピレーションを信じることも大事ですよ。

良い家を引き継ぐということ。

今の家は離婚とかではなく、孫が生まれて孫のそばにマンションを買ったから引っ越す、ということでの売り出しと言われました。そして売主さんに「この家で二人の息子を良い大学に入れて、社会人にした。いい思い出がつまっている家です」と言われました。そういう運気のある家を選ぶというのはその運気が移るんだそうです。
たとえ移らなくても、そういう歴史があっところに住むというのは安心…というかうれしいですよね。

あまり気にしすぎずに家探しをしてほしいなと思いますが、でも縁ですから、「どうしてこの家を売ることにしたんですか?」と売主さんに担当さんから聞いてもらってもいいと思います。

家の持つ歴史、というのはずっと何らかのかたちで引き継がれるのではないかなと思ったりもするので、そういったことを気にする方は聞いてくださいね。

全然、聞いてもらって構わないことなんだそうですよ。